笹の徒然なる日々

日々考えたことを綴ります

宮崎市長選挙の立候補予定者討論会に参加

風邪を引いてしまい、ブログの更新が滞ってしまった。

14日に宮交シティで行われた宮崎市長選挙の立候補予定者討論会に行ってきた。素晴らしい会だったのだが、会場が寒かったからか帰宅してから悪寒がし、この2日寝込んでしまったというわけである。

今回の公開討論会の主催者は、主権者教育を考える活動をしている市民団体「ダイバーシティ宮崎」は「親子で学ぶ」というのを掲げており、会場にキッズスペース(託児)があるのはとても良いと思った。子供たちは会の最中も静かに遊んでおり、進行の妨げになるようなこともなかった。子供たちを前に、立候補予定者が街の未来を語るというのはとてもよい取り組みである。ぜひ今後も続けてほしいが、できれば次は暖房がきく会場でお願いしたい。

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討論会で話されたことは、事前に公募であつまった市民とのワークショップで設問を決定した7項目。一つの設問に対して1人3分の持ち時間で話がされた。発言の順番は公平性を期すためにくじ引きで決めたそうである。会場で実際に話を聞いた、各候補の印象について所感を書いてみる。

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とじき正市長

発言の際に度々「私ども」というのが印象に残った。行政の長として「市としてどう取り組むか」という視点での発言が多く、さすが現職と思う反面、リーダーシップがないと批判される要因でもあるのかなと感じた。ここは好みが分かれる所だろう。伊東氏が戸敷市政への批判をしてきた中でも、感情的になることなく、冷静に自分の発言を行っていたことから、安定感もある。教育や防災についての発言には特に気持ちがこもっていて、事業実施の背景や実績を丁寧に説明していた。

アリーナについては、5000人収容のアリーナがあれば嵐やエグザイルが呼べると言い切っていたが、鹿児島や熊本にもほとんど呼べていないことを考えると、見通しが甘いと言わざるを得ない。2年前から準備をすすめてきたという発言があったので、コンサートだけでなく当然スポーツ施設としての利用も想定し、ひょっとしたら民間資金の活用に目処が立っているのかもしれないが、今日の話だけでは不安が残った。
現職に対してなので、どうしても厳しい見方になってしまうが、これから取り組む話の多くに対して「なぜ2期8年間でやらなかったのか?」と疑問に思ってしまう所も多かった。

伊東よしろう氏

辻立ちをしているところを見かけたことがあるが、話を聞くのは初めて。喉が枯れていて、日々の活動を相当頑張っている様子が伺えた1人だけ、イメージカラーのジャンパーを着ているのもインパクトがあったが、どちらかといえば悪目立ちか。
アリーナについては、あるに越したことはないが、市の財政に余裕がなく、市民からの要望もないので反対。体育競技施設は、既存施設を国際大会、プロスポーツが誘致できるレベルに整備拡充することで対応。中学生まで医療費の完全無料化、市庁舎立て替え反対でハコモノ行政」と現職を批判しており「共産党の候補」という印象になってしまっていた。新人なので現職を批判するのは当然だが、一人だけ街頭演説のように大きな声を出していたこともあって攻撃的な印象が残った。
無料化政策については「どれだけの予算が必要なのか、そのための財源はどうするのか」について説得力ある説明がなく宮崎市の財政状況を考えると伊東氏が当選しても実現できるとは思えない。こういう人気取りの無料化政策には違和感を覚える。
これまでの経験をアピールする流れで「誰よりも修羅場をくぐってきた」と大げさなことを言ったり、自分を大きく見せようと背伸びをしているようで印象が良くなかった。伊東氏に対しては、共産党が応援する候補ということもあってちょっと辛口になってしまったが、あくまで私個人の印象ということでご容赦願いたい。

清山とものり氏

清山氏の話を生で聞くのもはじめて。山村氏のネガティブキャンペーンを読むと、性格のきつい人物なのかと思っていたが、柔らかい語り口で、話も具体的でわかりやすかった
県議の経験からか、伊東氏とは違って財源の裏付けなどにも慎重に発言をしていた。アリーナについては、県との連携ができなかった点は批判しつつも、情報が公開されていないという問題点を指摘。まちなかの活性化は必須であることから、アリーナも含めて有効な策を当選後に検討するとのこと。
医療費は無料化ではなく「医療費助成の拡大」を主張。伊東氏は「助成の拡大はまやかしだ」と噛み付いていたが、コンビニ受診や医療費増大の問題を考えると、安易な無料化よりも少額の自己負担で対象年齢を拡大していく方が現実的であると思う。
他都市の先進事例や行動経済学の話など、さすがによく勉強しているという印象。農業、観光、スポーツなど宮崎市の強みを挙げて、市の可能性を前向きに強調していた。他候補の発言時にも熱心にメモをとっていたり、戸敷市政についても「良いところは継続する。これまで市長の重責を担ってこられた戸敷市長に敬意を表して」などの発言もあり、バランスの良い印象だった。


個人ブログということで、私の印象や感想を書いたので、それぞれの支持者の方には納得がいかない点もあるかもしれないが、ご容赦いただきたい。当日参加された方は、私のように主観でどんどんブログやFBを書けばいいと思う。ネット掲示板対立候補の悪口を集めるより、ずっといい。応援する候補の良い点を支援者がそれぞれアピールすれば、宮崎市長選挙がもっと盛り上がるのではないだろうか。